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極楽荘

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いつの間にか野球経験の無い親の少年野球blogになってしまいました

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人間の感性について 

見てきました

さや侍

松本人志の第3作目となる映画です

本当に面白かった。ラストも良かった。あまり情報を入れずに見てほしい作品です。

ただし!!!前2作が面白いと感じた人のみ。
あれが面白くないと感じた人は今回もたぶんダメだと思います。



自分としては「大日本人」「しんぼる」共に好きな作品です

どちらも評価が両極端というのも面白い

つまらないと言う人は頭にくるくらいつまらないみたいだし、面白いと言う人には斬新でオリジナリティーのある映画に思えるみたいです


それを考えると、普段からTVで「視聴者」という得たいの知れないものを相手にして憤慨しているよりは、金を払ってでも来たい人間を集めてその評価をダイレクトに聞けるというのは良い事だったのではないかと思います。


今度は大日本人がハリウッドで映画になるようですが、どんな映画になるか楽しみです。



しかしどうしてこうも反応が分かれてしまうんだろう?と考えてみるとやっぱり何かしら感性の働く箇所が違うんだろうなと思います。
今回ちょっと重要な役割の竹原ピストルは、以前このblogの中で紹介しました。
「東京紅葉」
歌詞


野狐禅というデュオを組んでいた人で、あまり知名度は高くないですが、歌詞の青くささと現実の自分とのギャップみたいなのを歌わせたら天下一品です

自分はいろんな人にすすめたけれど、全然賛同してくれる人がいなくて、松ちゃんがラジオで野狐禅の事を話していたのをyoutubeで聞いた時は「ああ、ちゃんと理解してくれる人がいるんだ」と思って嬉しかった。



野狐禅を気に入っているという話を聞いて思ったのは、松本人志は本当に「哀愁」を感じるものが好きなんだなぁという事です。そしてもうひとつの原動力となるのは「貧しさという背景」だと思う。
笑いのベースになっているのが、日本全体が豊かになっていく中で自らが感じた「貧しさ」と、そこから発生する「悲しさ」や「みじめさ」。これが重要なのだと思います。


でもそれは言葉でくくってしまうと狭いし、的確じゃないんですが、、、、、なんというか、簡単に言うと「人間に対する愛」なんですよ。


人である以上、どうしようもない部分もある、でも良い部分もある。悪い面もあれば良い所もある。そんなの人間の歴史が始まった昔っからそうなんですけど、そういうダメな部分を切って捨てれない人なんだろうと思う。


少し話がそれますが、自分は弘兼憲史の「人間交差点」って漫画が昔っから好きなんですが、あれもひどい話が多いんです。本当に簡単に人が死ぬし、人物描写もすごい薄っぺらい。でも「人間って、こういう場面だとこうなっちゃうのかなぁ」と思うんです。あれの反対側に近いような気がするんですよね。


あんまりわかってもない自分があえて偉そうに言わせてもらうけど、

松本人志の笑いというものは非常に底が浅いものを「対象」にしているケースが多くて、さらに笑い自体もその悲しさの裏返しという部分があるので、そこに哀愁を感じられない人には薄っぺらい印象しか残らないんだろう。

と思うんです。笑い自体が底が浅いという意味ではなくてね。

おそらく大日本人で、最初に家の庭が写される場面で何も感じないのであれば、たぶんこの先何度見ても同じようにつまらないと思う




例えばね、「幸福の黄色いハンカチ」って説明すれば大したストーリーじゃないですけど、いい映画ですよね。
高倉健はハッピーエンドを迎えたんですが、その裏で「ハンカチ無かったわ、、、、」ってオッサンがどっかにいて、それは本来映画にはならないんですが、それを笑いに変えたのが松本人志なんじゃないかな、、、、
でも、「そんな話、映画にするな!」ってのも、当たり前といえば当たり前な話でもあるんです



そういう意味で、前2作に何の感慨も抱かない人が今回も「面白くない」、さらには「また、だまされた」というのは無理もない話で、それはしょうがない事なんじゃないかな、と思います。

さらに、ここで言う貧しさや哀愁を日本では感じないですむようになってしまったという事は、松ちゃんの笑いを面白くないと思う人が確実に増えている事でもあるんでしょうし、悪いのはそれを感じない人ではない。

まあ、ここまで酷評されてしまうのは松本自身が、面白いと思わない人らを「わかってないヤツら」とみなしている事も原因のひとつなんですけどね、、、、



人を笑わせるのは感動させるより難しい。

それは長い歴史の中で残ってきた作品で「笑い」を主題にしたものが「感動」を主題にした物に比べて少ないという事を考えれば一目瞭然でしょう。

でもどちらも、人間というものを描いた表と裏であって、裏が出来る人は表だって出来る事の証明になったんじゃないかと思う。

そういう意味では松本人志はすでに前時代的な「お笑い芸人」になっているのかもしれません。

でもこの作品で「感動」と「笑い」をオセロのように巧みにひっくり返し続ける事の出来る「裏」を使える映画監督である事が証明されたとように思います。

映画を見た半分の人は次の作品も楽しみにしているのではないでしょうか、、、、

本当は日本人にとってのユーモアについても書きたかったのですが、長くなったのでいったん終わります、、、、

テーマ: 最近見た映画

ジャンル: 映画

日記  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

この記事に対するコメント

>バサラさん

大日本人ダメでしたか~
あれは全部裏笑いなので、積極的に自分でツッコミいれて見る映画だと思います。
テーマの戦後の日本人の姿を描いた映画として笑いを抜いて見ても、結構上手く出来てると思ったんだけどな。
サンダルのネタは、最後その件を宮迫につっこまれて、ジャスティスおかんのフォローの仕方が子供扱いな所が、情けない日本の姿を表してるようで上手いな~って思いました。やっぱり、笑いどころって人によって違うなぁ、、、、

さや侍、見たら感想聞かせてくださいな。

URL | 極楽 #-

2011/06/22 13:29 * edit *

私は「大日本人」「しんぼる」共に面白くないと感じた側の人間です。
松っちゃんは好きなのでさや侍は見る予定です。
大日本人はひとつのコントを長くやっただけに感じました。あれを20分くらいでまとめれば腹を抱えて笑ったと思う。最後のサンダル片方落ちるのは笑いましたが。
しんぼるはラストの上へあがっていく描写が松本は笑いよりも映画を意識してるのかなーと方向性を模索してるように思った。
松っちゃんの書いた遺書とかは良かったので映画よりも執筆に向いてるんじゃないかな。
とりあえず松っちゃんの4作目に期待するw

URL | バサラ #-

2011/06/22 10:21 * edit *

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